群馬県の公立入試が終わりました。
本日をもって2023年度の高校入試への取り組みが全て終了しました。
この日に向けて、全員が悪戦苦闘しながら歩んできました。「人生で初めて『本当にまずい』と心から感じた」とある男子が言っていました。
スポーツで自分の肉体的・精神的限界を知ることができるのと同じように、受験をすることによって思考力・問題を解き続けられる忍耐力の限界を知ることができます。
「失敗して→落ち込んで→また立ち上がる」という【メンタルの強さ】を鍛えることができるのも受験のいいところだと思います。20期生も先輩たち同様、「だいぶ育ってきたな」と私は感じています。
そうしたお子さんをハラハラしながらも温かく見守ってこられたお父さま・お母さま、大変お疲れ様でした。もっと安心して受験を迎えていただきたかったのですが、私たちの力不足で最後までご心配をおかけしてしまいました。大変申し訳ございません。あとは発表を待つのみです。全員の合格を心から祈っています。
今日で高校入試は終わり…。
でも、大学入試の戦いはすでに動いています。全国の中高一貫校の3年生のみなさんはすでに高1の内容を学習し終わっていることでしょう。
実際に、今晩の開智未来中2年生は現在完了・三平方の定理を学習して帰りました(公立の中3が学習する内容です)。使っている教科書も公立中の受験生トップクラスがやってもかなり手こずるレベルです。
その人たちと同じ土俵で戦うわけですから、ここでスピードを緩めるのはもったいないです。今週は少しゆったりして、また動き出しましょう。
足短大・常磐・佐日・足高に受かった子たちは来るべき「高校での第1回学力テスト」に向けて、黙々と学習を続けています。
高2生国公立志願者たち(特に男子)は、三月からの本格始動に向けて、現文1周目の学習を今月中におわらせようということで、試験休みを利用して午後イチから夜まで頑張っていました。(英・数・物・化はすでに1周目終了)
また、すでに英検二級を取得している私大志望の白鷗2年生は「入試でのスコアをさらに上げるために、もう一度二級を受ける!」ということで、外国人の先生とオンラインで練習していました(春には準一級チャレンジの予定)。みんな「先」を見て頑張っているんだなぁ、と感じます。
そして、大学進学決定者(太田東もうすぐ卒業)は学校からの課題を映像授業で学習していました(今日は地理・TOEIC対策)。様々な大学からの課題を見ていると、生身の先生にリアルで接することなく、映像授業で学習し習得していくというスキルは、今や字を書くことと同じくらい当たり前として要求されているのだなぁと感じます。クエストの子たちは小6からこのスキルを少しずつ身につけていっています。
ここで学んでこのやり方で大学に進んだチューターたちは、私とチームを組んで彼らに接しています。私の所属している『一般社団法人日本教育メソッド研究機構』のコミュニケーション講座をスタッフ研修の一貫として受講してもらっています。「社会人になって知っておいた方がよいコミュニケーションスキル」を、時間と労力を分けてもらっていることに対してのお礼としてプレゼントしています。
帰り際、インターンを通してすでに内定が決まっている三年生と「卒業までの一年間でやっておいたほうがいいこと」について話をしたり、読んでおいたほうがいいビジネス書を貸したりしました。大学生は本当にもの知りです。教わることもとても多いので、感謝しています。
そんな私は午前中から今年のテーマである「発達と学習との関係」の知識を更に深めるためにセミナーを受講し、いつものように頭から煙が出ました(別の先生の授業も受講中です)。アーカイブを用意してくださるとのことなので、さらに知識を深めて、知識だけでなく、実際の指導に活かしていきたいです。56歳、学ぶことがまだまだたくさんあるようです。
どこまで行っても、学びは止まらないんだよ
必要に応じて学び続けるんだ
そして自分は深化していくんだよ
学力をつけることがクエストの使命です。でも、こうしたことも伝え続けていきたいです。
日曜は国公立大の前期試験ですね。
全国の受験生のみなさんが『今の自分の最高』を発揮できますように。