群馬県館林市多々良地区にある進学塾クエストです。
中間テスト対策も佳境に入ってきました。
ここまで来ると、新たに教えることは何もありません。
ひたすらこれを繰り返すのみです。
そのためにはワークや小テストをやるなど、「アウトプット」をして、「できる・できない」を仕分けることが大切です。
そのため、直前の時期は一斉授業は行わず、一人ひとりテーマをもって演習をしてもらっています。
私たちの仕事はそれを「観て」あげて、漏れがないか、わかったつもりになっていないかをチェックしていくことです。
当たり前なのですが、「できるもの」「できないもの」を分けるためには
【正確にマル付けができるかどうか】にかかっています。
まだ力を発揮できていない子はこのことが身に付いていません。
「間違えているのに無意識にマル」にしてあったり、
「まあ、だいたいあってるからマルでしょ!」ということで、確信を持てないまま、とりあえずマルをつけて、できた気になっていることが多いです。
マル付けの時が一番力がつくとき!!
1.マル付けの前に書いた答えをひと通り音読
2.一文節ずつ、解答とよく見比べる
3.マル→解説を読む→自分が正しい考え方をしていることを確認
3.バツ→解説を読む→どう考えればよかったのか、考え方を学ぶ
4.3が終わったら、「すぐに」同じ問題を解いて、スラスラできるかを確認
この一連の流れを一つひとつ落ち着いて丁寧にやっていけば、間違いなく力が付いてきます。
ただし、国語については「解答例と自分の解答との違い」がよくわからないことが多いのではないでしょうか。
私も高校時代に通信教育を受講していて、国語の自己採点で迷うことが多かったです。
正解はいいとして、不正解の場合は
「本当に不正解なのか」
「部分点がもらえそうなのだけど、どういう根拠で何点にしていいのか」
が不明確だったのです。
「正確に自己採点ができる」ということが、力をつけるためにとても重要なことだと思います。
自力で学習する場合、ここが一番のカギとなるところでしょう。
私は、以前勤めていた塾で、塾内模試(国語)のすべての問題を最終チェックする担当もしていたことがあります。
採用する文章の選定・作問の意図・採点基準など、「問題を作る側」に回ることで、だいぶ鍛えられました。
とてもありがたかったなぁと感謝の限りです。
この塾では、国語は私の担当なので、マルをつけたモノをひと通りチェックしながら口頭試問をします。
そして、本人が採点したモノが
マルだった場合→マルにした根拠を説明してもらう
マルだと思っていてもバツだった場合→正解に必要な要素を教え、減点させる
バツにしていても部分点の場合もあります(真面目な女子に多い)ので、
「この部分が入っているから3点中、2(1)点はもらえるんだよ (^_^)b」
「へぇ~そうなんだ~ \(^_^)/」
と、闇雲に不正解にしないで、まずはよく吟味するよう、伝えています。
「この問題、何点だと思いますか?」という質問があった場合には、
「君は何点だと思うの?」と必ず問い直します。
そして、部分点をつけるのであれば、その根拠を説明してもらい、それについて私の採点結果を伝えます。
手間はかかりますが、他の教科でも同じように進めています。
これを繰り返していくと、確実に「核心」を見極められるようになります。
そして、選択問題の場合、選択肢の核心がつかみやすくなります。
まずやって見せて、やらせてみて、実感させる
うまくできればほめてあげる
できなければ、できるまでやらせる
そして、
これが『できる』ということなのか!!
オレ(ワタシ)って、やるじゃん(^_^)v゜
という経験をたくさんさせてあげたいと思っています。
先日は小5生と中2生の「カバンの中の整理」にも付き合いました。
「ちゃんと片付けろ!」と言われても、手順を知らないのです。
「ちゃんと!」が何かを知らないのです。
『池の水ぜんぶ抜いてみた』という番組なみにいろいろなモノが発見されました。
1.いるモノといらないモノを分ける
2.教科別に分ける
3.ファイルにしまっていく順番を決める
4.しまう(2つ折りにするものはカドを合わせてピッタリ折る)
これをやって見せたり、指示してやらせたり、いっしょにやっていきます。
そして、時間をあけて、やれているかどうかをチェックします。
こういうケースは新入塾生や男の子に多いのですが、こうした過程を繰り返していく中で、
一つひとつの作業を落ち着いて丁寧にやる
ということが徐々に染みこんできます。
この土台ができると、学習についてもミスが少なくなってきます。
一見関係ないように思えますが、実はとっても大切なことだ……と私たちは感じています。
結局 やるのは彼ら
やっていることをしっかり観て、アシストをしていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。