群馬県館林市多々良地区にある進学塾クエストです。
先日、ホームページをマイナーチェンジし、ブログも一体になりました。
新しいブログでの最初の投稿です。
以前の記事は順次引っ越しをしていこうと思っています。
うだるような暑さが続いていた夏って……確かあったよなぁ、と思ってしまうくらいに、秋真っ直中。
はなみずき通りの木々も赤い実をつけ、もうすぐ真っ赤な紅葉が疲れを癒してくれることでしょう。今から楽しみにしています。

二学期から後期タイムテーブルが始まり、中3生の土曜日は6コマの授業となりました。

「6コマ、大変だった?」と聞くと、口々に「あっという間!」と言っています。
授業中の目も「聞く」ではなく、「聴く」になってきたなぁ~と思います。ここで注意しなければならないのは、「授業、よくわかった」「なるほどなぁ~と感心した」「忘れていたところが思い出せてよかった」で終わらないことです。授業を受けると、ライブであれ、映像であれ、「満足感」を得ることはできます。
でも、それだけでは少し経つと学習したことは消えてしまいます。
そうならないために、家庭学習の課題を出して記憶の消滅を防いだり、確認テストをして定着度をチェックしたり……私たちも注意しています。

こうした中で「学力がつくための正しいサイクル」をしっかり身につけてもらいたいと思っています。

さて、
一昨年の受験生は
「現行のセンター試験-最終学年」
去年の受験生は
「大学入試共通テスト-最初の学年」

そして、今年の受験生は
『足高足女 最後の卒業生』の学年
 です。

紆余曲折あった足利高校と足利女子高校の合併のロードマップですが、最終的には上記のようになりました。
実際に高校に直接連絡をして教えていただき、クエストなりにまとめてみました。
まだご存じでないようでしたら、ご参考になれば幸いです。(栃木県教育委員会のHPにも県教委作成の文書がアップされています)

数年前から出た話が現実に動き出しています。
「母校がなくなる」というのは何とも言えない寂しい気持ちがします。
ちなみに宇都宮中央女子校も共学化される予定です。

私は足利高校、塾長代理(妻)は足利女子高校の卒業生です。
私は小学校の頃に足利から館林に引っ越してきました。
高校3年間は、学校がない日にも、図書館で勉強したり、バンドの練習をするためにちょくちょく足利に行っていました。
最初に勤めた塾も足利の塾でした。ですから、40年近く館林に住んでいても、足利の血も流れていると自分では思っています。
桐生や佐野にも勤めていたことがあります。どの街にも愛着があります。群馬人ではなくて「両毛人」なのかもしれません。

くだらない話ですが、新校舎ができるまでの間は、
「あの足高の校舎(泣)」で女子高生が暮らすのか!!!
「お年頃の女子」が来るのだから、立て替え完了までの間しか使わなくてもったいないけれど、せめてトイレくらいはキレイにしてあげて!と思っていました。
でも、現段階では新校舎完成までの間は、足高の校庭にプレハブ校舎を建てて、そこで新高校の生徒が学習する……という方向で検討がすすんでいるとの話も。ヨカッタヨカッタ。

人口減・少子化・足高の定員割れの増加。両毛地区の経済圏の変化(桐生足利中心から太田中心へ)という現実を考えた場合、この流れは必ず来ると思っていました。
お隣の桐生市では名門「桐生高校と桐生女子高校」が合併し、2021年4月に新たな高校が開校の予定です。

この高校は1学年8学級(普通科6、理数科2)という編成とのことなのですが、足利にできる高校は6クラス程度になるとのことです。
もしそうだとすると……

今の中2生の入試から足高と足女の定員が減る
(2019年3月の入試の募集定員 足高-160名 足女-200名)
ということになります。
中3生くらいだと、やはり女子の方が【9教科の】内申点は高い(実技教科の評定が高い)ことが多いので、特色選抜試験は女子の合格者がのほうが多くなるかもしれません。
どこかの大学のように男子に有利になるように操作すれば男女比は保たれるのでしょうけれど(笑)

男女各120名ずつの募集なのか、男女比関係なく得点順に合格を出すのかによっても変わるかもしれませんが、両校の上位層だけが合格できる訳ですから、間違いなく学校全体のレベルは上がることでしょう。そして以前のように
「県外から足高・足女を受験するのは大変!」
という状況がやってくることになるのかなぁなどと勝手に推測しています。

ずっと以前は「足高・足女を目指して近隣からも優秀な生徒が集まってくる」という構図でした。
今は名実ともに太田高校(定員280名)・太田女子高校(定員280名)がその役割を担っています。
足高・足女との人数比を考えても、やはり「両毛でダントツ」の進学実績です。

もちろん、私たちの学年の足高生も東大はもちろん、旧帝大や国立医学部、難関国公立・早慶上理などの超難関私立への進学者はたくさんいました。
高3の時の私の席の周りの人は、確か、慶應・東工大・千葉・筑波・山形・群馬などに進んだと記憶しています。テスト明け恒例の徹夜麻雀の仲間は早稲田・慶應に進みました。
今考えると「すごい人がたくさんいたんだなぁ」と思います。その環境が当たり前だったというのは、なんて恵まれた環境だったのだろう……と感じています。

もちろん、勉強に追いまくられ泣きそうなくらい大変……という悲壮感ではなく、みんながそれぞれのやりたいことを、やりたいだけやっていたと思います。
私は毎日ハードロック・ヘビメタ漬けでした。夏には何人かの友人たちと泊まりがけで海水浴に行ったり、冬は始発に乗って越後中里や苗場に頻繁にスキーにも行きました。
でも、なんだかんだ言って、勉強はやっていたんでしょうけどね。もっとマジメにやっていればよかったと思います。

勉強で頂点まで登りつめたい人・全力で部活に燃えつつ自分の進路を切り開いていきたい人、私のようにふわふわと過ごしたい人……いろいろなタイプが混在する素晴らしい学校でした。

「高校、楽しかった~!」 今でもそう思います。

「昭和・平成」で創られてきた「仕組み」は、確実にきしみが出つつあります。
高大接続改革等、教育界のシステム自体もここへ来て大きな変革期となっています。
「いろいろな部分を改善し、スリム化していかないと、これからの日本の社会は回っていかなんじゃないですかね」、こんな話が数学担当の講師さん(高度経済成長期を支えてきた人生の大ベテラン)と話しているとよく出てきます。

文化・伝統を維持していくのは当然のこと
として、状況によっては、それらの良さを活かしつつ、融合させて、現状・未来にフィットするよう、さらにいいモノを創っていくことも大切なのではないかと思います。

「すべてはここで学ぶすべての子どもたちのために……」
進学塾クエストも来春からの新体制に向けて、只今、スクラップアンドビルドの真っ最中です。

今後、決定的な施策がなされない場合には、地元館林の名門二校(本当にいい学校です!!)も桐生・足利と同じ道を歩むのではないか(それもまた未来の世代のためには避けて通れない道?)、桐生にできる新しい高校で成果が出れば、群馬県内の男子校・女子校の共学化は間違いなく一気に加速するのではないかと感じています。

と、頭ではわかっていても、校歌や校章はどうなっちゃうんだろう……せめて校章だけでもなくならないでほしい!!と思います。
きっと、足女のOGの皆様の多くは、「絶対にあの制服はなくならないで!」とお思いのことでしょう。
ΞΞ★誰もが認める最高傑作のセーラー服★ΞΞはぜひ残してほしいです。
そんなことを言っていたら、結局振り出しに戻ってしまうんでしょうけど(^_^;)

やはり、「自分が過ごした環境が消える」というのは悲しいものです。

10年後、20年後を見据え、進学塾クエストがなくならないよう、すべてをかけて塾業に専念します!

長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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