今日は福島県にある福島成蹊高等学校のキャリア探究「社会人対話」にて60分を過ごしました。
理事を務めている日本教育メソッド研究機構(JEMRO)の講座でご一緒した先生が誘ってくださいました。
社会人対話の目的は、情報ばかりが先行してしまう今の高校生たちに、実際に社会に出ている「大人」たちと対話することで、「大人が人生においてどんな選択を、どんな価値観を持ってきたか」に触れることによって体験を積むことです。また、これからのコースや進路の選択に際し、さまざまなキャリアに触れ、自分自身の考えを深めるきっかけとすることです。(同校HPより引用)
高校生の授業……重過ぎでしょ?
と一瞬思いましたが、こうやって声をかけてくださっているのは、私にも役に立てることがあるからなのだろうということで快諾しました。
冬期講習の準備等で時間的には厳しかったのですが、参加してくださるみなさんに「今の自分の最高」をプレゼントしたかったので、時間をたくさん使って準備をしました。
塾生たちにでさえ、今まで話したことのないような内容も盛り込みました。
・何度も大きな決断をしたこと
・どんな価値観のもとにそれらを決断したのか
・これからに向けて、みんなは「何を決断するのか」ということ
・悩んだら誰かに話してみよう、相手の考えと自身の考えを比較してみよう
・でも、最後は「一人で決める」んだよ
失敗したら、何度もやり直せばいい。
だから怖いけど、勇気を出して決めてみよう……こんなお話をして、みなさんの考えも伺いました。
みなさん全員が真剣なまなざしで私の話を聴いてくださいました。
私も人生の終盤に際かかってきました。年相応にいろいろな経験をしてきました。
その話を聴いて、彼らが何かをつかんでくれたらいいな……と思っています。
夕方には館林高校に通う18期生が、医療系の大学に進学することが決まったと報告に来てくれした。
彼のお母さんは、私が塾講師として通年勤務をし始めたときの中3生です。
私が2つ目に勤めた塾では時間講師として働いてくれました。子どもたちにとっても熱心に接してくれ、丁寧な指導をする先生でした。
私がその塾を離れてからは音信が途絶えていましたが、fbによって再度つながり、なんとお子さんを預けてくれることになりました。
「教え子の子どもが来てくれる!」初めての経験だったので、とってもうれしかったです。
彼は野球を頑張りながらコツコツと勉強を進め、力をつけていきました。
受験の際はコロナ禍にあり、なんと本試験を受けることができませんでした。
「まだ時間あげるから、もうちょっとだけ勉強しとけば?」って、天が言ってるんじゃない?
ということで、+14日以上のダメ押しの追い込みが始めまりました。
テンションはマックス、私たちとのマンツーマン指導の毎日だったので、びっくりするくらい力がつき、1ランク上の学校でも上位合格できるくらいになりました。
当然のことながら志望校に合格し、甲子園出場に向けて野球三昧の日々。
「起きてる間はほとんど野球。合間に勉強。ほかの記憶はない」とのことです。
でも、最後の頃は身体を壊してしまい、試合に出ることは困難になったそう。
そんな中、彼は同級生や後輩のサポートに徹底することを自分の役割としたそうです。
彼は自分が試合に出たい気持ちをもちつつも、献身的なサポートをしていたのでしょう。
その証拠に、チームメイト全員から「○○がいろいろしてくれたおかげでここまでやってこれた」と言われた……とお母さんが教えてくれました(かれはとてもシャイな人です)。
中学時代から「人の身体のケアをする仕事に就きたい」と言っていました。
今回決断した大学はまさに彼の言っていたとおりのコースです。
勉強・実習……ここからいろいろと大変でしょうが、貴方なら大丈夫!私が保証します!
「人はすべて総」子どもたちはすべてのものをもっています。
それを引き出すのが私たちの任務です。
一人でも多くの子どもたちが自分のもっているものに気づき、
「自分で考え、自分で決めて、自分で動く」ことができるよう、伴走していきます!
*冬期講習会、まだまだ受け付けています。
「どんなことをやるの?」というご質問だけでも大丈夫です。
よろしければフォームからお聞かせください。
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