本日3月14日は進学塾クエストの開校記念日です。
おかげさまで20年目に入ることができました。
先日は、尊敬する先生からお祝いのプレゼントをいただきました。
うれしくて、毎日参拝しています(笑)

今の学校を見ていると、勉強が苦手な子に対しての支援は学校、地域のおさらい教室、たくさんの個別指導塾の先生方によるサポートなどによってかなり手厚くなっている……教育というフィールドで34年間働いていて、そう感じます。

その反面、ある意味「手のかからない(ように見える)子=テストでそこそこ取れている子(例えば定期テストで350点以上)」については、端から見れば「自分でできている(ように見える)」ということで、
・勉強が苦手な子と同じように手をかけてもらえているのか……そう思い続けていました。
ちょっとしたヒントや勉強のコツを教えて見守り続けて、力を発揮した子をたくさん見てきたからです。
(とはいえ、現行の制度下では、学校の先生のお力だけでは限界に来ていると考えます。教室にいる「全員に」等しく手厚い支援をするなら、1つの教室に先生が少なくともあと4人は必要なのではないでしょうか?)

そんな思いから、「私教育の立場から公教育ではできない部分の補完をする」というコンセプトでクエストをスタートしました。

開校1年目、「得体の知れない塾」の春期講習に、何と中3生が2人も来てくれました。

記念すべき中3-塾生番号1番のAくん
「校門で配ってたチラシを見て、やってみようかなと思ったんです。勉強あんまりやってこなかったけど」
何と彼は受験生にも関わらず、実績もない新しい塾に身を預けてくれました。
一番の恩人です。
彼の第1志望は「館高、受かればいいかな」でした。

とりあえず春期講習だけ受けてみようかなのBくん
「近くだし、行ってみようかなって感じで……」
結局Bくんは
「部活頑張りたいんで、夏期講習からまた来ます」
といって部活に専念しました。
最終日に
「きっと館高で上位でいられるけれど、キミの実力は太田高校を十分狙えるって思うよ」
と伝えて、また来てくれることを待つことにしました。

GWが開けてAくんの紹介で入塾したいと言ってきてくれたCくん
「成績はそこそこ、バスケに夢中。でも学校のワークをなくしちゃったりするメチャクチャ元気な子」
お母さんも
「とにかくルーズなので、迷惑かけまくるようでしたらクビにしてください」
とおっしゃっていましたが、人数も少ないので責任を持って見てあげられるだろうということでお預かりしました。

入塾後初の中間テスト
Aくん-いきなりの440点 Cくん-433点
二人とも「取れても400点ちょっとだったんすけどね」
その後、二人とも430点台をキープし、模擬テストでも
Aくん 7月 偏差値54 →1月61(足高も受かるレベル)→館林高校上位合格→工学部で地域開発を学ぶ→建設業界へ
Cくん 7月 偏差値54 →1月64(本気で太高・足高を勧めました)→レスリングをやりたいということで、館林高校上位合格→国体準優勝→レスリングの推薦は使わずに関西大学文学部入学→修士課程まで進み純文学を研究→高校国語教師へ

「勉強はダメってわけじゃないけど、まあ普通かな。だから館高だ」
当然のことながら、館高も、館女も、どの学校も、選んだその子にとっては、最高の学校ばかりです。
そんな子に「キミって本気のホンキでやれば、間近いなく今より伸びるんだけど、知ってる?勉強、ちゃんとやってみない?」と、声をかけ、

・最初は前を走る=やり方を見せる・教える・まねをさせる
・その後は隣でいっしょに走る=チェックとフィードバック
(パラリンピックのマラソンの伴走者のように)
・最後は子どもの後ろを走り、声をかける=支える
(箱根駅伝の監督のように)

そして……
気づいたら私たちはいなくなっていて、自分一人で一段高いところを走り続けている
こんなことになるよう手伝っていけるといいな、と思っています。

「どこに受かったか」ではなく、「どういう受験をしたのか」
これからもクエストではこのことを大切にしていきます。

*  *  *

2019年までは私たちが板書しながら一斉に教えていたので、一人ひとりへの対応が十分できませんでした。
このため、お預かりしたくてもできないケース(「しっかりと手をかける」という責任が持てないため)が多々あり、お断りすることもたくさんありました。ご希望に添えず、大変申し訳ございませんでした。

今は定員を12人にして、一人ひとりの理解度・学習タイプに対応できる教材を使って指導しています。
昔のクエスト生が見たら、「まるきり違う塾?」というくらい、指導体制はがらっと変わっていることでしょう。

教えている私たちからしても、「子どもが今、手をどう動かし、何を考えているのか」把握しやすくなりました。
「これを答えにした根拠って何?」
「どういう点に気をつけることが大切なのか教えてくれる?」
など、教室にいる全員の「後ろ」で観ている時間が莫大に増えました。

12人のうち、「250点台がスタート→ゆくゆくは350点突破」を目指そうとしているお子さんの定員は各学年2名です。このレベルの子はたくさん関わってあげないと「確実に力をつけることはできない」とクエストでは考えています。(「全員の機会」を均等にする目的です)

「今はこれくらいの成績だけど、やればできるんだろうな、きっと」
どの子も、間違いなくある程度までは伸びます。
でも問題は「やりきれるかどうか」です。

通信教育はやっているけど、「自分のペース」になっちゃっていませんか?
スポーツでも何でも、自分のペース(=自分が負担を感じない量・時間)でやって伸びることってありませんよね。
そんなときは「ペースメーカー」が必要です。
私たちがお手伝いします。「お子さんの本当の力」を知ってみませんか?

まだ座席には余裕があります。
ご興味をお持ちいただけましたら、お電話(0276728846)もしくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

追記
7月になって、なんとBくんが戻ってきてくれました。
「部活終わったんで、勉強しようと思ってきました」
「志望校、どこにするの?」
「太田高校です」
「何で?」
「春のときに先生が『太田高校のレベルだ』って言ってたから」
その後、Bくんは「クエストの伝説の人」の一人になりました。(つづく)

Step ご入塾の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    どんなことでもお気軽にお問い合わせください。ご紹介の場合、その旨をお伝えください。説明会も行っておりますのでご希望の日時をお知らせください。

  2. カウンセリング

    カウンセリング

    学習面でのお悩みや家庭学習・部活動の様子などをお伺いします。
    成績の分かるものをお持ちください。

  3. 体験授業

    体験授業

    クエストの授業をまずは1ヶ月、実際に受けてみてください。
    料金は一切いただきません。

  4. お手続き&ご入塾

    お手続き&ご入塾

    さあ、あなたもクエストの一員です。目標に向かって、いっしょにがんばりましょう!