多々良中・公立高校の期末テストもひと段落し、残すは白鴎足利高・関東学園高・白鴎足利中の試験だけとなりました。
すでに14時から最終の仕上げをしに来ています。

塾全体としては、水曜から通常モードに戻り、チビQ(小1~小4)クラスのみんなはいつも通り元気ハツラツで学習をしていました。
小4生は分度器の使い方に苦戦していました(学校でちゃんと聞いてたかな?)が、帰る頃にはすっかり慣れていましたね。
家で、いろいろなモノに分度器をあてて、角度を測りまくっちゃいましょう。
文章題は、文章自体が長くなってきたので「あれれ?」となってしまうことがありましたが、
「ゆっくりでいいから落ち着いて読んでやってごらん」と伝えたところ、最後には見事全問正解で終わりました。
こうして「ねばり強さ」が身に付いてきます。
小さい頃からこうした学習をしてきた中学生は、ちょっとやそっとでは投げ出したりしません(^_^)v

小5・小6の国語は教科書の文章ではなく、始めて読む文章をたくさん解いて、私がすべてマル付けをします。
わからなかったもの・バツになったものは私がヒントを出し、最後まで自分で考え抜くようにしてもらっています。
問題が何を聞いているか、どうやって答えを探していけばいいのか、毎週練習をしていきます。
「真の読解力」をつけるために、みんな一生懸命、課題に取り組んでいます。

5年の算数は「小数の割り算」、小6は「分数の計算」を学習しています。
小数については商やあまりの小数点をつける位置で少しつまずく子が出てきました。
ノートのマス目を意識して位取りをしっかりすることが間違いを防ぐ最大の方法です。
分数については「もとにする量」をどれにするのかを文章の中から読み取っていくことに苦戦しています。
この考え方をしっかり身につけていくことが今後の数学でも大変重要になってきますので、時間をかけて学習していきます。

クエストの授業は小4までは学校の復習、小5以上は原則として学校の先取りをしていきます。
毎週少しずつ進めていきますが、2学期の終わりにはその学年の学習内容がだいたい終わります。
でも、「ここは!」という単元については、学校の進度より遅れたとしても、時間をたっぷりかけて理解をしてもらうよう、細心の注意をしながら指導しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週は月・火で多々良中の期末が終わり、なんと水曜から林間学校だったので、中1生はあっという間の一週間だったのではないでしょうか。
林間からの帰宅が早い時間帯ということだったので、昨日は通常通り授業を行いました。
集中力はどうかな?と少し心配していましたが、みんな本当に林間に行ってきたの?というくらい集中していました。
すごいなぁ~と感心しました。

中2・中3生はテストの結果が少しずつ返ってきているようですが、うまくいった教科、やっちゃった~という教科、もろもろだったようです。
もう少しやっとけば、こんなミスはしなかったのに!」と言っていた子がパラパラいました。

この頃の状況を見ていると、どの学年も「練習量」が絶対的に足りないのかなと感じます。
クエストの子たちはかなりの演習しているはずなのですが……。
自分にとって不本意な結果になっている教科は

その人にとっての演習量が足りていない」のです。

ピアノなどの習い事、スポーツ、そしてゲームのどれをとっても、やり方がわかったら『たくさんチャレンジして慣れる』ということが欠かせません。

でも、学習については、習うと「わかってしまう」ので、「できるようになった!」と勘違いをしてしまうことがよくあります。
ですから、説明して「わかった!」と言う子には、「今の問題をもう一度やってみて!」とすぐにその場で解き直しをしてもらうこともよくあります。
そうすると……できないことが結構多いのです。さっきわかっていたはずなのに……です。

学習して「わかった!」ら、それを再現できるのか、すぐに確認をすることが大切なんだョ!といつも伝えています。

単語や漢字を「暗記した!完成!」と思ったら、
わかった!と思ったら、
すぐにテストをしてみる
抜けているモノがあったら、また覚え直す

これを淡々と繰り返していけば、「できるもの」の量は着々と増えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、この作業が一番足りていないのが高校生です。

学校の授業や映像授業を見て、内容自体は「わかる」のですが、「完全に定着」するまでやり込めていないのです。
学習する項目が格段に多いので、学校の授業進度は速く、特に数学などは課題が次から次へと出てきます。
その課題を一度「こなして」、終わったら次……と考えるまもなく「作業」が続いていきます。
そして、テストの前になると、未消化のためにあやふやになっていたり、記憶から消えてしまっている項目が莫大に蓄積していることに気づき、それをつぶしているうちに時間切れ。こんな展開が多く観られます。

高1生は「範囲のことをガチャガチャやっていれば、それなりの結果がついてくる(現に中学ではそれでそれなりの結果が出ていた)」という、「中学でうまくいっていたイメージ」がまだ残っている子が多いので、「こんなにやっているのに何で……」という気持ちになっていることが結構多いと思います。

残念ながら「それではあなたにとっては足りない」のです!
(もちろん、みなさん一生懸命やっていますよ!本当に頑張っています!)

解いているときに「手応え」はあるのか?
解法や覚えたことは「瞬時に」浮かんでくるのか?
そして、「正答率」は高くなっているのか?

彼らにはいつも「『手応えと正答率』をとにかく気にしよう!!」と繰り返し声がけをしています。
学習してできるようになっている「つもり」にならないよう、一人ひとりをしっかり『観て』いきます!

高校時代はやりたいこと・やらなければならないことがたくさんあって、中学以上に心が折れそうになることがあると思います。
だから私たちは「君はガンバっている!もう一息だ!辛いけど、今をキープだ!」と寄り添っていきます。

あっという間に今年も半分終わりです。
中3生は最後の大会・コンクールが近づいてきますね。
「けがや体調不良で出られなかった」ということにならないよう、水分をこまめにとって、睡眠も確実にとって、ストレッチも毎日やって、ずっと頑張って来た集大成とするよう、悔いの残らないようにやりきってくださいね!!

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