昨日は佐野日大の試験日でした。
クエストからは、単願2名、併願1名が受験しました。
佐日受験者以外の中3生は、10日の関東学園に向けて、午後から調整をしていました。
白鴎足利の3年生男子は共通テストに向けての最後のツメを。歴史文化学科の合格を勝ちとった女子は大学からの課題と、4月からの学生生活に向けて、世界史をゼロから勉強し出しました(受験科目は日本史)。
それぞれが、「自分の先」を見すえて動いています。
『私立高校が第1志望』
クエストでも毎年何人かは公立高校を受けずに私立単願で進学します。
公立私立の垣根が、年々低くなっているように感じます。
この流れは群馬県のデータを見ても明らかです。
◆2010年12月のデータ
県内卒業見込者 20,342名
公立高校希望者 19,948名
県内私立希望者 2,439名
私立希望者の割合 11.2%
◆2020年12月のデータ
県内卒業見込者 17,135名
公立高校希望者 12,084名
県内私立希望者 2,875名
私立希望者の割合 16.8%
(群馬県教育委員会発表の資料による)
子どもが減っている割には、私立希望者は増えていることがわかります。
もっとも、10年間で3000人も子どもが減っていることの方がすごいのですが。
私立高校は去年から助成金が増えたので、ご家庭の状況によっては、以前より割安になってきました。
リンク先:文部科学省 高等学校等就学支援金制度に関するQ&A
一時期の「私立は高いからウチは……」ということも一概には言えなくなってきました。
上の資料はそのことのあらわれなのかなとも思います。
なぜこういった傾向が出てきたのか?その1つに
「私立は面倒見がいいから」
ということがあるかと思います。
(男の子で「トイレがきれいだから」という子もいました)
でも、卒業生を見ていると
面倒見の悪い?公立であっても→塾にも行かず自分で勉強して希望大学へ
面倒見のよい私立であっても→結局伸びないじゃん!
ということはよくあります。
(これをどうにかするためにクエストの高校部があるのです)
公立高校に通っている子に話を聞くと、
「質問をすればたくさん教えてもらえるし、勉強方法や問題集の使い方なんかも教えてもらえる」
「授業で教わっていない先生でも、質問すればしっかり教えてもらえる」
と、口々に言っています。自分から進んで動けば、先生は必ず応えてくれるのです
どの学校も「莫大な課題」が出されているようですが、中学の頃のように
「こなすだけの作業にならないように」
進めていけば、必ず力がつくと私は考えています。
学校で言われたことだけを「受動的に」やっているのであれば、公立・私立どちらに進んでも、たいして変わりはありません。
「自分から進んで取り組む姿勢が何より大切!」と子どもたちに繰り返し伝えています。
今日から3学期が始まります。
どの学年にとっても「勝負の時」
全力でサポートします!!