
2026年度入試〔2026年2月18日(木)・19日(金)実施〕
第2回調査【太田・館林地区】
群馬県公立高校入試に関する情報が出そろい始めました。
本記事では、進学塾クエストの通塾エリアとも関わりの深い
太田・館林地区を中心に、直近の倍率状況を整理します。
まず、参考として
2025年度入試(2025年2月実施)の最終倍率を見てみましょう。
・太田高校:1.03倍
・太田女子高校:1.06倍
・太田東高校:1.07倍
・館林高校:0.98倍
・館林女子高校:1.17倍
いずれも大きく突出した倍率ではありませんが、
学校・学科ごとに、志願者数の集まり方には違いが見られます。
◆ 倍率から見えてくる傾向
2025年度の最終倍率を見ると、
・太田高校・太田女子高校・太田東高校は、いずれも 1.1倍以下に収束
・館林高校は 1.0倍をわずかに下回る水準
・館林女子高校は 1.1倍を超える倍率
となっており、
学校によって志願動向に差があることが分かります。
ここで知っておいてほしいのは、
今回公表されている倍率は、第2回志願先変更までの間に大部分が変化する
という点です。
例年の動きを見ても、
一時的に倍率が高くなった学校であっても、
最終的には おおむね1.1倍前後に収束するケースが多い という傾向があります。
そのため、
・今の倍率だけを見て、安易に志望校のランクを下げる必要はありません
・どうしても不安が残る場合は、第2回志願先変更の段階で判断すれば十分です
大切なのは、
倍率の数字に振り回されることではなく、
自分の学力や得点力を冷静に見つめることです。
◆ 倍率のとらえ方について
倍率は、出願状況を把握するための重要な情報ではありますが、
・当日の欠席者
・私立高校への進路変更
・得点分布(どの層が多いか)
などによって、実際の合否状況は変わります。
特に倍率が1.0倍を超えている学校であっても、
**「取るべき問題を確実に得点できるか」**が、合否を大きく左右します。
数字だけを見て一喜一憂するのではなく、
自分の学力や得点力と照らし合わせて、
実際の受験校を考えていくことが大切です。
◆ 今後に向けて大切にしてほしいこと
倍率が公表された今の時期に大切なのは、
志望校を安易に変えることではなく、
・基本問題・標準問題を確実に得点できる状態を作る
・ミスを減らし、得点を安定させる
・本番を想定した練習を重ねる
といった、入試当日に向けた仕上げです。
そしてもう一つ、
ぜひ考えてほしい視点があります。
・その高校でないと絶対にだめな理由は何か
という問いです。
(最低3つは書き出してみてくださいね)
◆ 進学塾クエストの考え方
進学塾クエストは開校以来、20年以上にわたり、
**「大学受験を前提とした高校選び」**のお手伝いをしてきました。
受験までのことだけでなく、
入学後の学習環境や進路実績にも目を向け、
各高校の大学進学状況についても、継続的に情報を収集しています。
少し先の話にはなりますが、
**「3年後の出口がどうなっているか」**についても、
今の段階から考えておくことは決して無駄ではありません。
高校選びや進路について、
もし今、少しでも気になることや不安があれば、
この記事をここまで読んでくださった、あなたの声を聞かせてください。
あなたのご連絡をお待ちしています。
◆ おわりに
入試は「倍率との勝負」ではなく、
これまで積み重ねてきた準備を、本番で発揮できるかどうかが結果を左右します。
数字を冷静に受け止め、
今できることを一つずつ積み重ねていきましょう。
※ 群馬県公立高校入試倍率の詳細・各校の募集状況については
みんなの学校新聞 さんの記事をご参照ください。