1/13の関東学園の発表をもって、私立学業特待入試第一弾の結果が出そろいました。
☆1/5 白鴎大学足利高等学校(12名受験)☆
・S特待-3名 ・A特待-2名
・B特待-2名 ・進学 -3名
・文理進学-2名
☆1/6 佐野日本大学高等学校(10名受験)☆
・特進-8名 奨学生Ⅰ種(αクラス)-1名
奨学生Ⅱ種 -4名
・スーパー進学-2名
☆1/9 関東学園大学附属高等学校(2名受験)☆
・A特待-1名 ・B特待-1名
本番さながらの状態で緊張感をもって解答し、採点ののち、毎回ごとにどのランクで受かったのかを確認してきました。そして、各自の弱点補強のプログラムをもとに学習を進めました。毎年そうなのですが、クエスト生たちは12月~私立入試終了までにビックリするくらい力が付きます。「ホントに自分でやったの?答え見たんじゃない?(笑)」と疑いたくなる子もいます。「密度の濃い学習」をすると、本当に効果があるんだなぁ……と実感する瞬間です。
ところで、高校によっては、「○点以上で□合格」という基準を塾や学校に公表しているところもあります。(HPには載っていません。また、オープンスクールでもおそらく発表しません。塾長・学校の進路指導の先生向けの入試説明会で教えてもらえます)
〔参考〕とある学校・とある年度のランク別ボーター
Aランク-411点~ 太田・太田女子レベル
Bランク-383点~410点 太高太女下位1/3~足高・太田東レベル
Cランク-340点~382点 足高太田東下位1/3~館高・館女レベル
Dランク-290点~399点 360点以上であれば館高・館女どうにか合格
Eランク-205点~289点
*こうしたボーダーは塾や中学校の先生に聞くと、教えてもらえることもあります
私立学特の合格ランクは、3月の公立高校入試に向けての「中間発表」となります。
ここである程度の得点がとれていないと、どんなに頑張っても合格ラインを超えることは不可能となります。
別に能力がないのではなくて、習熟までの『時間が足りない』のです。部活動に燃えていた高校生が一浪してワンランク上の大学に合格できるのがいい例です。
◆よく起こりうるケース - 白鴎足利を例にして
○Aくん(太東志望) B特待合格 360点
(過去問判定 18年度-進学合格 19年度-進学 20年度-進学 22年度-進学)
→当日「大当たり!?」-得意なところがたくさん出ただけ?
「落ちて私立」でもOKなら太東にチャレンジ。「絶対公立!」なら志望校変更
○Bさん(太女志望) B特待合格 409点
(過去問得点 18年度-A特待合格 19年度-A特 20年度-A特 22年度-A特)
→当日「失敗?」-緊張した・苦手な所が出た 実力自体はA特待(太女)レベル
→実践練習と弱点補強を徹底すれば、太女から下げる必要なし!自信を持っていこう!
*以上2例はあくまでもサンプルですが、似たようなことはよく起きます
クエストではこうした形で「私立終了段階での志望校合格可能性」の判断をしています。
その後は公立高校の過去問の正答率によって、最終判断をしていきます。さまざまなデータを入念に分析をし、一人ひとりの逆算プログラムを着実に進めていくと、3月の公立高校入試の合格が確実になってきます。
★公立高校 後期・一般 累積合格率(2004.3~2021.3)
群馬 98.4%(総数63名)
栃木 95.0%(総数20名)
(強い意志のもと、チャレンジをして公立高校合格を逃してしまった子もいますが、高校入学後も気を落とすことなく学習を続けて、大学入試では全員が第一志望の大学に進みました)
卒業生の追跡調査をしていけば、各学校の合格レベルと公立合格校との相関はわかってきます。これはどの塾でもやっていると思います(やっていない塾があったとしたら……)
高校受験に向けて自分自身で学習を進めていけるのはとってもすばらしいことです。「大学受験」を前提に向けて準備をするのであれば、こうした「データ分析」をした上での「逆算プログラム」にのっとった学習をする練習もしていくことが必要となるでしょう。
中3までは学習内容の理解だけであれば、独学で十分だと思います。でも、大学受験を前提とした高校に進学する場合には、中3からはこうした「受験生・親御さんが知っておくべきこと」もふまえておくことをおすすめします。そして、「逆算をする」という意識で学習していくと、大切なお子さんの「持てる力」が最大限に発揮されることでしょう。
私は前職までの期間も「その塾全体」の受験データの統括してきました。そしてこれを30年以上続けてきました。このため、この地域の入試の歴史、現状について熟知しています。入塾しなくても差し支えありませんので、何か気になることがございましたら、ぜひお話をお聞かせください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。