本日をもって2020年の全授業を終了いたします。
クエスト史上初の「16期生前期全員合格」という快挙により、2月で中3生の入試がすべて終わった翌週から、緊急事態宣言による「一斉休校」が始まりました。
高校入試対策がないおかげで、一気にリモート体制に舵を切り、小学生は三密を避ける形にての対面指導の継続。中高生は一度くらいしか触ったことのないZoomを使って全面的なオンライン指導を開始しました。お世話になっている業者のみなさまには多大なるご協力をいただきました。
4月には全家庭とクエストを繋いでの「オンライン保護者会」をおそらくこの地域最速で実施し、例年と同じように一年の指導の流れなどをご説明しました。その様子は業界誌『塾と教育』様にも掲載していただきました。(掲載記事はこちら)
学校再開への日程が発表されてからは、「生活のリズムを通常に戻そう!」ということで、全塾生を対象に『クエスト学校』を朝~正午まで行いました(希望者はこれ以外の時間もオンライン自習室に繋いでいました。)。学校の指導の邪魔にならないよう、課題の量や、参加してもらう時間帯の設定にも気をつけました。
「夏休みの短縮化」に対しては、学習進度に万全を期するため、『中3生初夏講習会~夏期講習会』という形をとりました。そのおかげで中学校学習内容は例年より速いペースで終了し、今は学特入試に向けて万全の調整を行っています。
中学生については学習の遅れ、学習量の不足等、若干の心配がありましたが、例年とほとんど変わらず、素晴らしい結果を残していました。彼ら自身の意思と努力のなせるワザです。本当に素晴らしい限りです!
共通テスト初年度となる高3生は休校中にベーシックウイング基礎講座を一気に受講したおかげで、すべて2周以上の反復学習+入試対策実践講座も年内ですべて終了し、とうとう1/16に向けての最終調整に入りました。
何かあるたびに、子どもたちや保護者のみなさまに私たちにできる最大限のことをご提供しなければと思い、今日までやってきました。決して十分だったとは言えませんが、残念ながらこれが現段階における私たちの限界です。大変申し訳ございません。ここでできた借りは、年が明けたら必ず倍返しいたします。
「いつもそれほど大きくは変わらない」時間の流れは、急加速して、あっという間に時間の海に流れていきました。この激しさはいつまで続くのか、見当もつきません。でもこの大きな波によって、今まで滞っていたICT教育の流れ・教育界全体の変化が堰を切ったように動き出しているように感じます。私たちの暮らしぶりもコロナ前どうだったのかがわからなくなってしまうくらい、変わってしまいました。
どんな状況であれ、子どもたちの前に立つ私たちは、「答えは彼ら自身の中にある」「今ここが基点」という考えのもと、自分たちにできるものは何か、その最善を追い求めていきます。そして、「困難が目の前にやってきたら、自分の持てるものをすべて使って大人も戦っているんだよ(^_^)」という姿を彼らに見せ続けていきます。
少し疲れたので、年末年始はゆったりとした時間の中に自分をおくことにします。
今年も一年もありがとうございました。
2021年が幸せな年となりますように。