日曜からの「中間対策モード」も、とうとう今日で最終日。
白鷗中・多々良中ともに範囲が多いので、みんなちょっと苦労しているようです。すでに白鴎中の子たちは明日の科目の勉強をしています。
学習のペースを今ひとつつかみ切れていない子たちには、「最適なペースを体感してもらおう」ということで、今回は連日塾に来てもらいました。そのおかげもあってか、前回と比べてだいぶいいペースで学習が進んでいます。ここでつかんだものをしっかり身につけて、家での学習がスムーズになってもらえるといいなと思います。「今の自分のベスト」を出し切ってもらえるよう、今日も私たちの出来る限りのことをやっていきます。
そんな中、大学入試も動きだしています。
すでに1名が学校推薦型入試(旧指定校推薦)にて高校からの推薦をいただき、次への一歩を踏み出しました。この子は小4から9年近く通ってくれている子で、ほとんど「うちの次女」のような感覚でした。何度も遭遇した困難をもがき苦しみながら乗り越えてきた日々を知っているので、「推薦をもらえた」という知らせを聞いたときには、思わず涙が出ました。
大学での専攻は歴史ということですが、英語教育に力を入れている学校なので、
「大学までに、日本史だけでなく、世界史もひと通りやっておく
英検2級は去年受かってるけど、まだまだなので、もっとやっておかないと」
と学習を止める気配もなく、今までどおりの学習を進めています。
そして、総合型選抜(旧AO入試)に一次選考を突破した子(小6から7年近く通ってくれている子です)は二次試験に向けての準備をしていました。通常であれば、学校へ行き、対面でプレゼンを行うようなのですが、コロナ禍の影響で、「プレゼンを録画して送信」という形になったそうです。
事前の小論文の内容チェックも8月からかなりの時間をかけて一緒に行いました。哲学科志望ということで、「よくこういうことが思いつくなぁ」と本気で感動してしまいました。昨日は発表の様子と写り具合の最終チェックを行いました。
プレゼン内容は何度も練り直しをして、かなりの出来になっています。発表についても、かなり練習をしたようで、とてもなめらかに喋れていました。私自身は業者様の依頼でセミナー等でお話しをさせていただく機会がだいぶ増えましたが、表情・目線・声のトーン・抑揚・間の取り方……など、そこで得たものをすべて彼に伝え、実際に体感してもらうことができました。
スタッフ全員にも観てもらいましたが、「よくこんなにスラスラ喋れるね」「アナウンサーみたい」といった「いいところ」の指摘が目立ちました。そして、「さらに良くするためにあえて言うとすれば?」ということで、各先生方からアドバイスをもらっていました。
これだけ長く時間を共にしてきたので、本来であれば、最後の最後まで見届けたいと思っていましたが、
「じゃあ、明日、家で撮って自分で送ります!」
と言ってきたので、彼に任せることにし、撮影用の三脚を貸し出しました。
「まあ、これはこれなんで。
夕飯までに送ったら、夜は塾に来て、また世界史と英語の続きを勉強します」
いつの間にか、成長しているわが子たち。
変わっていないのは、私たちの方なのかもしれません。
巣立ちの時が、確実にやってきています。