どの塾さんでも同じだと思いますが、進学塾クエストでは、私たちの経験だけに偏ることのないよう、最適解を常に模索しています。
自分たちが考え抜いて作り上げてきた方法もありますが、同じメンバー・同じ環境下で考え続けていても「文化」が同じである以上、新しい発想はなかなか生まれてこないように思います。今まで4つの塾という「文化」を経験している分、多少は独りよがりの考えにはなっていないのではないかと自分では思っています。
でも、
「本当にこの方法でいいのか」
「これを子どもたち・ご家庭にお伝えしてためになるのか」
「子どもたちの将来の『足し』になっているのか」
学校の成績や合格実績はそこそこ健闘していると思いますが、「これでいいのだ」という100%の確信はもてていません。
というより、いつも不安で仕方がありません。
進学塾クエストは専任3名、時間講師2名の小さな塾です。
話し合いをしていても、新たな刺激に出会う機会はなかなかないので、斬新な考えは出にくくなっているのが現状かもしれません。
そこで、必要となってくるのが「他人の知見」です。
全員が教育・心理・子育ての本を読み、その内容について話をする中で、今の指導のままでいいのか、違うものに変えた方がいいのか。ことあるごとに研修をしています。
また、書籍やインターネットからの情報収集だけでは、どうしても受け身になりがちです(私の場合は)。以前勤めた数社では、幸運なことに会社全体の教務を任せていただいていたので、私が先頭を切って外に出て、会社全体に共有できる情報を集めてきました。学校・教材会社さんには長きにわたりお付き合いをさせていただいている方が多数いらっしゃいます。
それらの経験を活かして、今でも最新の教育情報・教授法・専門家の知見を入手すべく、さまざまなセミナー・展示会等に足を運び、エビデンスに基づいた方法を指導に採り入れております。2019年の出張を数えてみたら29回でした(各高校の入試説明会を除く)。個人塾なので、情報は自分から出ていかないと手に入れられません。実際の会場に行くと、内容は当然のこととして、各回とも練りに練った事前準備に基づいた会場設営、スタッフのオペレーションなども見ることができるので、進学塾クエストでの保護者会に活かすことができます。一石二鳥、ありがたい限りです。
そんな中、2019年は逆に話す立場として、各社開催のセミナーにも登壇する機会をいただきました。
株式会社ウイングネット様、株式会社sRJ様、株式会社V-Growth様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。2020年からは進学塾クエストに通っていただいているお子さま・保護者のみなさまだけでなく、地域のみなさまにも積極的に情報をお知らせしようと考えております。
今後とももよろしくお願いいたします。
2019年10月に行われた株式会社ウイングネット様主催のセミナー(大阪・東京)の様子が『塾ジャーナル』様、『塾と教育』様に掲載されました。jk084_p wing net_01